1カ月間で60回以上、嘘の「110番通報」を繰り返し、警察の業務を妨害した疑いで24歳の男が逮捕されました。

偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、大阪市住吉区の無職・藤田俊容疑者(24)です。

藤田容疑者はことし7月上旬から下旬にかけて、無言電話をかけたり、スマートフォンの自動通報機能を使ったりして、うその110番通報を繰り返し、警察の業務を妨害した疑いが持たれています。

警察によると藤田容疑者は、1カ月間であわせて65回、うその110番通報を繰り返していて、そのうち24回は、実際に警察が出動しました。

スマートフォンの自動通報機能は、警察につながると、「警察を呼んでください」などと自動で音声が流れる仕組みになっていて、ほかに通報している場所の情報や「通報者は会話ができない状態に置かれている可能性があります」などと伝えてくるということで、警察官が確認のために出動せざるを得なかったということです。

調べに対し、藤田容疑者は「生活や仕事でイライラしてやった」と容疑を認めています。

大阪府警によると、去年1年間で大阪府内では、およそ118万件の110番通報がありましたが、およそ25パーセントが無言電話や虚偽の内容だったということで、警察は適正な利用を呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。