名古屋市は3日、私物の携帯電話をバスに持ち込み、運転中に操作していたとして、市バスの男性運転士2人を同日付でいずれも停職4カ月の懲戒処分とした。
市によると、猪高営業所の運転士(52)は3月、貸し切りバスを自分の判断で待機する場所とは異なる場所に移動させたことを報告。ドライブレコーダーで確認したところ、走行中に私物の携帯電話で「レトロカラーバス」を撮影していたことが判明した。運転士は「バスに興味があった」と話しているという。レトロカラーバスは市営交通100周年を記念して、2022年11月から市が営業運行している。
一方、緑営業所所属の運転士(34)については、運転したバスの車体に原因不明の損傷が発見され、ドライブレコーダーで確認したところ、4月に回送運転中、私物の携帯電話で音楽を聴いたり、動画を視聴していたりしたことが判明した。運転士は「ダメなことは分かっていたが、バレなければいいと思っていた」と話しているという。【真貝恒平】
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