台風10号の接近による大雨で、静岡市では山の斜面が崩れ農業用ハウス22棟が被害にあいました。イチゴの栽培を続けてきた男性は「再建は難しい」と諦めの思いを口にします。現場から中継です。

光田有志アナウンサー:
土砂崩れが発生した駿河区久能地区です。

山の斜面が高さ約80m 幅約30mに渡って崩れ、農業用ハウス22棟が巻き込まれました。

ここでイチゴの栽培を続けてきた男性は「再建は難しい」と諦めの思いを口にしていました。

イチゴ農家の男性:
実際あの状態を見ると諦めが肝心だよね、もう。どうしても再建はできないから。今まで何十年と先祖代々伝わった土地だけど、あれでは諦めがつくよ、もう。

光田アナウンサー:
現場には9月2日に静岡県と市の職員が調査に入り、崩れた斜面や土砂に埋まった農道など被害の確認を進めていました。

静岡市農地整備課・出雲靖幸 係長:
まず応急的な対応、水処理を考えていきたい。その上で土砂取りをやった上でさらにのり面の上の方の対策を考えてやっていきたい

光田アナウンサー:
斜面の崩落を防ぐためのえん堤が、降り続いた雨で崩れ落ちたと見られていて、今後も雨が予想されるため、まずは応急的な対策が行われる見通しです。以上中継でした。

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