台風接近により長く降り続いた雨で、静岡市では山の斜面が崩れ農業用ハウス22棟が壊れた。被害にあった農家によると、崩壊を知る1時間前まではハウスで作業をしていたという。雨があまりにも強いため作業をあきらめてハウスを出た後に、土砂が襲った。
光田 有志 アナウンサー:
土砂崩れが発生した駿河区久能地区です。
少し薄暗くなって来た時間ではありますが、山の斜面が大きく崩れて農業用ハウス22棟が巻き込まれる被害がありました。
光田 有志 アナウンサー:
ここからは土砂崩れで被害を受けたイチゴ農家の男性(75)にお話を伺います。31日の夕方に土砂崩れが発生したという事ですが、当時雨はどのように降っていたのでしょうか。
イチゴ農家の男性:
70何年生きてきましたが初めての雨でした。土砂降りの雨ですね。
光田 有志 アナウンサー:
崩れたのはいつ頃に知ったのでしょうか?
イチゴ農家の男性:
だいたい(31日の)午後4時頃です。3時まではハウスの中で手作業をしていました。自宅に帰宅してから近所の人から電話で聞きました。
光田 有志 アナウンサー:
帰宅されたのは雨が強かったからでしょうか
イチゴ農家の男性:
仕事が出来なくて、帰宅した方がいいと思いました
光田 有志 アナウンサー:
崩れたことを近所の方から聞かれた時はお気持ちはいかがだったでしょうか
イチゴ農家の男性:
やっぱり来ちゃったかなという感じでしたね
30日に既に崩れる傾向が見られたんですよ。上のハウスの5通りくらいまでが少し潰れたような感じに見えました。その横に土砂が腰のあたりまで積もって、「あれが落ちなければいいな」と感じました。
光田 有志 アナウンサー:
今回、崩れた農地は所有されている農地の全体のどのくらいにあたるのでしょうか
イチゴ農家の男性:
うちは小さい規模でやっていますが、半分くらいの規模です。後は残されたハウスの中で、取り合えず今年いっぱいは対応してみようかと考えています
光田有志アナウンサー:
久能地区では2日朝、静岡県と市の職員が調査に入っていて被害の確認を進めていました。今後も雨が予想されていることからまずは応急的な対策が行われる見通しです。
土砂崩れの起点となっている部分の土壌が少し緩くなっているということで、ブルーシートが被せられて土地が保護されていました。
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