2日、東京は貴重な晴れとなりましたが、各地では不安定な天気が続いています。

また、台風のタマゴ、そして台風11号と発生しています。川原浩揮気象予報士の解説です。

元台風10号の南国の空気の塊が今、広く広がっていてかなり湿り気があるところに秋雨前線が下りてきているので、線状に活発な雨雲がかかっている状況が続いています。

この後もゲリラ雷雨の心配があり、前線がだんだんと下りて行って南に通過していくので、前線沿いで発雷の確率が高くなっているのと、南から湿った空気が入り続けていて沿岸部も要注意です。

一方、台風11号が1日夜に発生しました。

今、フィリピンのすぐ近くにいますが、この後、ルートは西寄りになって日本からは離れていく予想です。

先島諸島では波が高くなることが心配ですが、本州などへの影響は今のところない予想になっています。

また、冬にかけてラニーニャ現象が発生するかもしれないという予想が出されています。

太平洋で東側から吹く風が強まり、暖かい表面の海の水が押されてフィリピン側にどんどん行ってしまうと温かい水が集まったところで雲が湧きやすくなり、これが渦を巻いて近づいてくると台風になってしまうため、この後も台風の発生しやすい状況が続きそうです。

この後、どこにいくのか、発生するのか、アメリカの海洋大気庁の予想で見ていきます。

まず、6日に心配な渦が小笠原付近に現れます。
ルートを見ると、北上していく予想で、この週末に関東の近くに来て不明瞭になる予想ですが、まだ分かりません。

これだけではなく、同じく6日にもう1つ、南から発達した渦が近づいてきて、台風になるかどうか分かりませんが、しばらくうろうろとした後、10日に奄美の付近を通るようなルートで西側に流れていく予想です。

また、13日にも南から渦が近づいてきて、あっという間に西側に動いていきますが、15日辺りに今度も沖縄辺りに接近するという予想が立て続けに出ています。

台風は8月にたくさん発生するイメージがありますが、実は9月もほぼ同じぐらい発生するのが平年の値です。

また、9月の方が上陸しやすいというデータもあります。

引き続き、台風に警戒してください。

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