気象庁によりますと、前線が、日本海から北日本を通って千島の東にのびています。関東甲信地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、大気の状
態が非常に不安定となっています。これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。前線は、3日にかけて南下し、4日にかけて関東の東から日本の東に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では、引き続き3日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。4日も暖かく湿った空気の流れ込みが続くため、大気の状態が不安定となるでしょう。
■雨の予想
関東甲信地方では、4日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある見込みです。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
・2日に予想される1時間降水量（多い所で）
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 30ミリ
甲信地方 30ミリ
伊豆諸島 30ミリ
・3日に予想される1時間降水量（多い所で）
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 40ミリ
甲信地方 40ミリ
伊豆諸島 50ミリ
・2日午後6時から予想される24時間降水量（多い所で）
関東地方北部 80ミリ
関東地方南部 80ミリ
甲信地方 100ミリ
伊豆諸島 100ミリ
・その後、3日午後6時から予想される24時間降水量（多い所で）
関東地方北部 100ミリ
関東地方南部 120ミリ
甲信地方 100ミリ
伊豆諸島 100ミリ
■土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒を
関東甲信地方では、4日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
今後発表する防災気象情報に留意してください。
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