秋田県鹿角市の9月議会が30日に開会し、関厚市長は、自身の職員に対するパワーハラスメントの調査結果を受けて第三者委員会を立ち上げる方針を示した。また、市長自ら職員に謝罪したが、進退について明言は避けた。

この問題は、鹿角市の関市長の言動にパワハラを疑う発言があったと市の幹部職員が指摘したもの。市の職員に対する調査で、3割ほどがパワハラを「受けた」あるいは「見た」と回答している。

30日に開会した9月議会で、関市長は「行政に対する信頼を失墜させてしまったことについて議員や市民におわびする」と謝罪した上で、「第三者委員会を立ち上げ、真相を究明し、組織として再発防止・職員との信頼関係の構築に取り組みながら、1日も早く市民の信頼を回復するよう傾注していく」と述べた。

本会議終了後、関市長は庁内の各部署を回り、今回の事態について職員に謝罪した。

その後、報道陣の取材に対応した関市長は、自身の進退について「責任を持ちたい」と強調したものの、選択肢に辞職が含まれるかどうかは明言しなかった。

第三者委員会は、これまでの関市長の言動がパワハラにあたるかどうかを判断するのが目的で、調査を仕切った舛屋修美副市長は「早めに取り組みたい」と話した。

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