静岡県内は8月26日から断続的に雨が降り続き 静岡では30日 朝 までの24時間の雨量が8月の観測史上最大となる327.5mmを記録しました。

伊藤渚紗 記者(29日午後8時半頃)
静岡市清水区大内の冠水してしまった道路です。足元までこのように水が完全に浸かってしまっています

静岡市は29日 清水区の和田川が氾濫した可能性があるとして周辺住民に一時「緊急安全確保」を発令。道路には水が溢れていました。

降り始めからの雨量は静岡で577.5mm 御前崎で507.5mmなどと平年の8月1カ月に降る雨量の3倍以上となっています。

鈴木櫻子 記者:
こちらの倉庫では斜面から崩れた土砂や木が流れ込んでいます。トタンを突き破り鉄骨も曲がっていて土砂の勢いの強さが見て取れます

静岡市葵区内牧では土砂崩れが発生。

近くに住む人によると29日は1日中雨が降り続き 午後6時頃大きな音とともに山の斜面が崩れました。

高田千代子さん:
何とも言えないドサッというような音がして2階の窓から見たら木が倒れていて、見たらこの辺まで土砂が流れていた。本当に初めてここまで(土砂が)来ているのを見たのですごい怖かった

台風10号は9月1日頃にかけて西日本を東へ進み県内に最接近する可能性があります。

31日 午後6時までの降水量は多いところで300mmと予想され気象台は30日夜から31日 午前中にかけて県内に線状降水帯が発生し災害の発生危険度が急激に高まる可能性があると発表しています。

土砂災害や河川の増水などへの厳重な警戒が必要です。

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