記者会見する「米坂線早期復旧と地域活性化を考える会」の野田尚道代表(中央)ら=新潟県庁で2024年4月22日午後3時15分、木下訓明撮影

 新潟、山形両県を結び、2022年8月の豪雨で一部区間の運休が続く米坂線について、新潟県内沿線の村上市、関川村の住民らでつくる団体が22日、JR東日本新潟支社と県などを訪れ、路線の早期復旧を求めた。

 団体は「米坂線早期復旧と地域活性化を考える会」(野田尚道代表)。新潟支社企画総務部の担当者と面談し、白山弘子支社長宛てに「米坂線は沿線住民にとって毎日の通学や通勤、買い物などの生活を支える不可欠の交通手段だ」などと早期の全面復旧を求める要望書を手渡した。その後、県の太田勇二交通政策局長とも面会し、協力を要請した。

 県側への要請後、県庁で記者会見した野田代表は「先はまだ見えないが、早期復旧の思いを県と共有できたと思う」と手応えを示した。ただJR側とは早期復旧について「温度差を感じた」という。

 団体は今後、県選出国会議員への要請活動も行い、JRに対し復旧を促していくという。【木下訓明】

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