“台風”が通過、接近する前の対策や備えが重要です。台風が来る前にできる対策や備えを防災士が解説です。

■台風10号への備えを!水は「最低でも3日分」

今回の台風10号では、その本体から離れた地域でも大雨による被害が出ています。そこで天気が荒れる前に、まずは家の周りについて…

▽植木鉢・物干しざおなど風で飛ばされそうなものは家の中に
▽側溝・排水溝などは掃除をして水はけをよくしておく

また家の中では…

▽窓・雨戸などをしっかりと閉める
▽停電・断水に備え、懐中電灯などの非常用具や非常食を用意

今回の台風でも九州地方では断水が発生しています。

水については一人あたり「一日3リットル」として、最低でも3日分備えることが推奨されています。また、このほか浴槽に水をためておくと生活用水として役に立ちます。

■短時間で冠水も…“早めの避難”心掛けて

こうした備えをいま一度確認する一方で、最も大切なのは早めの避難です。

雨が一気に降ると短時間で冠水することもあります。少しでも危険を感じたり、家族に高齢者がいたりする場合は「明るいうちに・悪天候となる前に・避難指示を待たずに」避難することが大切です。

一方で、雨や風が強かったり、すでに周りが浸水したりしている場合は無理に避難所へ行かず、自宅や近くの頑丈な建物で2階や斜面から離れた部屋など安全な場所に避難しましょう。

台風10号は今後、熱帯低気圧に変わる予想となっていますが、熱帯低気圧でも大雨を降らせる恐れはあります。

最新の情報に注意し、いざというときに備えることが大切です。

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