台風の接近に伴い静岡県内は大気の状態が非常に不安定で、8月26日から局地的に非常に激しい雨や雷雨となっています。

菱川拓斗 記者:
昨夜の大雨の影響で牧之原市の住宅裏では土砂崩れが発生しています

24時間の降水量が8月の観測史上最大を記録した牧之原市では住宅の近くの斜面が崩落。28日朝、応急処置が施されましたが住民は不安を口にします。

住民:
昨日の夜かな。息子が2階にいてねゴーンという音がしたりして何かなと思ったら斜面が落ちた音だと思う。(今後の台風は)怖いね、こうやって(応急処置をして)くれたからいくらかいいが二次災害が起きると困るなと

掛川市では道路の法面が十数メートルにわたって崩れ、道路をふさぐように土砂が流れ込みました。また、西大谷川では側道の一部が崩落。

掛川市では降り始めからの雨量が300ミリを超えているほか、御前崎市で350ミリ、三ヶ日で332.5ミリを記録していて、県内では西部を中心に28日も断続的に雨が降り続いています。

その影響で地盤が緩んでいるところも多く、土砂災害への厳重な警戒が必要で、一部の地域には避難指示が発令されています。

非常に強い台風10号は発達しながらゆっくりと北に進んでいて、県内には8月31日から9月1日にかけて最も近づくと見られています。

気象台によりますと29日午後6時までの24時間の降水量は全域で200mmと予想され、特に午後からは非常に激しい雨となる見通しということです。

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