静岡市立静岡病院が医師らに労使協定を超えた時間外労働をさせた上、残業代を支払っていなかったなどとして、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかりました。

市立静岡病院などによりますと、病院は医師や事務職員らに労使協定を超えた時間外労働をさせ、2023年4月から12月にかけて700万円以上の割り増し賃金を支払っていませんでした。

病院では出勤と退勤時にICカードで打刻するシステムを使っていますが、時間外労働の時間がシステムと職員の申請で違いがあり、病院が1300人近くの全職員の勤務実態を調査しました。

病院は2024年4月までに医師ら203人に未払い分あわせて約700万円を支払い、約600人の看護師も現在調査中で、2024年10月までに未払い分を支払う予定です。

病院は労働基準監督署に3回改善報告を行い、所属長への労務管理の徹底と職員への協定の周知を指導したということです。

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