8月8日の地震で震度6弱を観測した宮崎県日南市では、住宅の被害が相次ぎ、復旧が長期化する恐れがあります。住民や工事業者は、台風10号の影響を気にしながら復旧作業を急いでいます。

日南市南郷町にある住宅では、23日、剥がれた瓦の復旧作業が急ピッチで行われていました。

(地震で屋根瓦に被害を受けた 田中義正さん)
「きのうから来てもらっています。台風前に来てもらって良かったです。」

日本の南にある台風10号は、今後勢力を強めながら、27日以降、西日本に接近・上陸する恐れがあります。台風の影響が懸念される中、日南市内では、屋根にブルーシートをして雨漏りなどの対策をしている住宅があちこちで見られました。

(日南セメント瓦工業所 宮田義士さん)
「台風が近づかなければそんなに心配ないんですけど、今かけてあるシートが飛んだりするのが一番心配です。飛んだりしたらまた雨が入って、そこからまた被害が広がるので。」

日南市内で唯一、屋根瓦の工事を請け負っている日南セメント瓦工業所は、23日までに約250件の修理依頼を受けていますが、職人6人で工事にあたっているため、全ての修理を終えるには時間がかかりそうだと言うことです。

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