中国語に似た文字などで落書きされた石柱=東京都千代田区九段北3の靖国神社で2024年8月19日午前8時38分、菅健吾撮影

 東京都千代田区の靖国神社で石柱が落書きされた事件で、10代の男性が1人で実行したとみられることが捜査関係者への取材で判明した。男性は、事件が発覚した19日に中国に向けて羽田空港から出国しており、警視庁が器物損壊容疑で調べている。

 捜査関係者によると、男性は事件発覚の数日前に複数人で来日し、新宿区内のホテルに滞在。神社には1人で向かったという。

 18日夜には、男性とみられる人物が石柱の台座に上る様子が周囲の防犯カメラに映っていた。男性は事件後、中国のSNS(ネット交流サービス)に落書きの画像を投稿していたという。

 事件は19日午前3時50分ごろ、神社職員が落書きを見つけて110番して発覚。「トイレ」などを意味する中国語に似た文字などが書かれていた。【木下翔太郎】

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