(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時30分現在

◆雨雲の予想
 元台風9号の活発な雨雲が、今夜からあすにかけて、北海道を通過します。
 日本海側や太平洋側西部で大雨となりそうです。
 あすにかけての予想雨量は、多い所で150ミリで、
 特に、道南や日高地方で土砂災害や浸水、河川の増水に警戒が必要です。
 大気の状態もかなり不安定で、雷・ひょう・竜巻を伴うおそれもあります。

◆あす23日(金)の天気・気温
 全道的に雨が降ったり、やんだり繰り返しそうです。
 時折、激しい雨で、風も強いので、傘をさしても濡れてしまいそうです。
 元台風は熱帯の空気を運び込み、
 最高気温は札幌、旭川、網走、紋別は32℃です。
 かなり蒸し暑いため、熱中症に気を付けて下さい。

◆台風10号
 けさ台風10号が発生しました。
 このあと発達しながら北上の見込みで、暴風域を伴いながら
 来週前半は日本列島を直撃となりそうです。
 その後、さらに北上を続ける見込みで、
 来週は北海道にも影響があるかもしれません。
 進路次第で、大雨となりますので、今後の情報に注意をして下さい。

◆札幌の10日間予報 23日(金)~9月1日(日) 
 24日(土)は、晴れ間が戻りますが、大気の不安定な状態が続き、
 にわか雨があるかもしれません。
 25日(日)は北海道マラソンが行われますが、
 午前中から気温は25℃以上で、かなり蒸し暑くなりそうです。
 市民ランナーや沿道で応戦される方は、熱中症対策をして下さい。
 来週は、子どもたちの2学期が始まりますが、
 台風10号の影響で、大雨の日がありそうです。
 地盤が緩み、川も増水しそうです。危険な場所には近づかないようにしましょう。

◆全道の週間予報 23日(金)~29日(木) 
 24日(土)は、帯広で33℃のほか、十勝地方は35℃以上の猛暑日の所もありそうです。
 台風が運んだ熱帯の空気に加えて、フェーン現象の効果も加わりそうです。
 来週も、暑さが続く中、台風10号の影響で、大雨となるおそれがあります。
 最新の予報に気を付けて下さい。

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