警察官を名乗る男に詐欺に関わった疑いがあると嘘をつかれ、泉区に住む70代男性が現金600万円をだまし取られました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、先月30日、泉区に住む70代男性の自宅の固定電話に警察官を名乗る男から「あなたの口座のお金が詐欺に関係しているか確認する必要がある」などと嘘の電話がありました。

話を信じた男性は警察官を名乗る男の指示に従い、男が業務で使っているというメッセージアプリのアカウントを登録。その後、偽の警察手帳ややり取りを秘密にするといううその誓約書などの画像が送られてきたということです。

男性は男から「口座が凍結される恐れがある」などと説明され、男に指示されるまま、ネットバンクの口座に2回にわたって600万円を振り込みました。その後、男から逮捕状とする画像が送られてきたことから、不安に思った男性が警察に相談し、被害が発覚しました。

警察によりますと、県内の特殊詐欺の被害額は去年の同じ時期に比べて約4億円多い7億円に上っています。警察は「警察官を名乗る電話があった場合は、所属と名前を確認して折り返し電話してほしい」と注意を呼びかけています。

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