米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、防衛省は20日、軟弱地盤のある大浦湾側で新たな護岸の造成工事に着手した。軟弱地盤の改良に必要な設計変更を国土交通相が2023年末に代執行で承認して以降、設計変更に基づく護岸工事は初めて。今後、地盤改良を含めた大浦湾側での工事が本格化する。沖縄県の玉城デニー知事は辺野古移設計画に反対を貫くが、工事を止める有効な手立ては現時点ではない状況だ。【比嘉洋、喜屋武真之介】
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