静岡県内では今シーズン熱中症警戒アラートがすでに36回発表されるなど、連日暑い日が続いています。観測史上最も暑いと言われるこの夏の暑さは、収穫期を迎えたブルーベリーにも影響を及ぼしています。
静岡県富士市のブルーベリー農園「富士ベリーファーム」。
40種類、約1000本のブルーベリーの木が植えられています。
しかし、2024年は暑さの影響でブルーベリーに異変が…。
富士ベリーファーム・秋山光子 代表:
だんだんシワっぽくなってくる、こうなってきてしまう
本来はツルツルしている表面ですが、一部のブルーベリーがシワシワに。
暑さで水分が抜けてしまったためとみられています。
富士ベリーファーム・秋山光子 代表:
自分も採っている時、シワになっていると思って。(お客さんが)「シワになっているからだめだ」と捨てようとしたが、「これ食べてみて おいしいよ」と食べてもらったら「おいしい。甘くておいしい」って。お客さんは喜んでいる。「こういうところでないと食べられないね」って
秋山さんによると、シワの入ったブルーベリーは見た目はよくないものの、水分が抜けているため甘味が凝縮されとにかく甘いそうです。
実際に食べてみると…。
池田孝 記者:
すごく甘みが凝縮されている感じがします。酸味が少なくてぎゅっと甘味が凝縮されている
シワが入ってしまうと商品としては出荷できないものの、ブルーベリー狩りでなら食べることができるため、訪れた人だけが味わえる贅沢とも言えそうです。
観光客:
いつものやつより甘い
観光客:
甘い、普通のより甘い
連日続く暑さでブルーベリー狩りの客が例年より少ないのに加え、出荷するための収穫作業もこの炎天下のもとでは体力的に厳しく、秋山さんは「早く涼しくなってほしい」と願っています。
ブルーベリー狩りは9月初旬まで楽しめそうだということです。
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