車の後ろ側が、べコリとへこみ、車内には物が散乱。フロント部分は事故の大きさを物語るように、原形をとどめていません。

事故直後、無残な姿になった車は中央分離帯に乗り上げ、横断歩道のど真ん中で止まっています。

大阪・岸和田の交差点で危険な瞬間が目撃されていました。

事故が起きたのは8月13日、撮影者の車が交差点で停車した直後のことでした。

対向車線で停車していた黒いワンボックスカーが突然、急発進。そのまま中央分離帯に突っ込んだのです。

現場は見通しがよく、交通量が多い交差点。一体、何が起きていたのでしょうか。

事故の瞬間を目撃した男性は、「対向車線に停止中の車に後ろから(別の車が)衝突して…」と話しました。

赤信号のため停車した黒い車。そこに、ごみ収集車が後ろから追突。

そのはずみで、中央分離帯までワンボックスカーが跳ね飛ばされたといいます。

また男性は「音がとにかくすごくて、『あっ!こっちに来るかもな…』って、ちょっと構えましたね」と話しました。

車は中央分離帯に乗り上げ、信号機に激突して停車。

すると、後部座席のドアが開き、中から運転していた男性が出てきました。

一度、車の方を確認すると、ふらふらとよろめきながら歩いていました。

運転手の男性にも話を聞くことができました。

当時の状況を「後ろから突っ込まれて、その衝撃っていうか音は聞こえてて視界がぐるぐる回って真っ暗になって、そこから記憶がないんですけど…次に記憶があるのが病院に搬送されて親族が来てくれてて起こされた時からの記憶しかないので」と振り返ります。

この事故で、購入したばかりだという新車は大破。運転手は全治6カ月のけがしました。

後ろから突っ込んできたごみ収集車の運転手からは、いまだに直接の謝罪はないといいます。

事故に遭ったカクヤスインテリア代表 坂口顕也さん:
あと50cm信号機が運転席側にズレてたら挟まれて即死だった。不幸中の幸いですね。生きてるんで。

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