8月8日に発生した日向灘沖地震をきっかけに防災意識が高まる中、福岡市で生まれた新たな防災グッズが話題になっています。
防災グッズを扱うホームセンター「グッデイ」では、日向灘沖地震の発生以降、防災グッズが去年の倍のペースで売れているといいます。
◆グッデイ西福岡店 古藤聡大さん
「こちらが1番売れていまして、Lサイズしか残っていない。地震が起きた際に家具が転倒するのを防止するものになります」
被害を軽減することが目的の商品に加え、今回は非常食など災害発生後の避難生活を見据えた商品も多く売れているということです。
◆グッデイ西福岡店 古藤聡大さん
「こちらは簡易トイレになりますね。外でも用を足せるような簡易的なトイレが作れます。僕は85キロぐらいあるんですけど、座っても足を浮かしても大丈夫です。どういった物が必要になるのかを常に考えていただくことが防災につながる。その意識がとても重要だと思います」
こうした中、8月に福岡市が「優れた商品」として新たに認定した注目の防災グッズが!
販売している会社を訪ねてみるとー。
◆「防災革命」さん
「はじめまして『防災革命』です。『防災革命』という名前で活動やってます」
顔出しNGという防災革命さん。
正体は防災に特化したSNSアカウントの運営者で、フォロワー数はなんと29万人以上。
防災情報を投稿する理由を聞いてみるとー。
◆防災革命さん
「SNSの発信力とか影響力を上手に防災に使って『犠牲者を減らす』というところが1番の目的です」
以前は災害ボランティアにいそしんでいたという防災革命さん。
次第に災害が発生する前にもっとできることがあるのではという思いが膨らみ、防災情報を発信するようになりました。
そして今回、初めて手がけた防災グッズの独自性が認められ、福岡市から優良商品として認定されました。
◆防災革命さん
「この『水滴ライト』という商品ですね。簡単にいうと、水に2秒浸したら1週間以上連続点灯する災害時の光問題を解決することができる商品です」
重さは21グラム、目薬と同じぐらいのサイズです。
試しに点灯してみるとー
◆記者
「すぐつきますね」
◆防災革命さん
「今から5分から10分かけて徐々に明るくなっていくイメージです」
こうした懐中電灯のような使い方のほか、ペットボトルを介せばランタンのような使い方も。
発売から半年ですでに3万個を販売していて、売り上げから1000万円を能登半島地震の被災地に寄付しています。
◆防災革命さん
「泥水でも唾液でも水以外でも点灯できるので、どういう状況でも光を1週間確保することができる。『水滴ライトの存在がありがたかった』という連絡はけっこう来ます」
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