台風7号の影響で海岸に打ち寄せる大きな波=千葉県銚子市黒生町で2024年8月16日午後3時13分、近藤卓資撮影

 台風7号が接近した千葉県では、16日午後4時半現在、茂原市と旭市に避難指示が、25市町に高齢者等避難が出された。50市町村に避難所が設けられ、348カ所に1232世帯1854人が避難している。

 県内では、JRの成田、内房、外房、東金線などが運転を見合わせたほか、木更津市と川崎市を結ぶ東京湾アクアラインが16日午前11時から上下線で通行止めとなった。

 JR千葉支社は17日も始発から昼ごろまで、特急しおさいを含む総武線(成東―銚子駅間)▽内房線(館山―安房鴨川駅間)▽鹿島線(佐原―鹿島神宮駅間)▽久留里線全線――で運転を見合わせると発表した。

 県庁では16日午後に災害対策本部会議が開かれた。午後4時時点で被害は確認されていないが、熊谷俊人知事は「県民に対し、身を守る安全対策を呼びかけ、適切な情報提供に努める」と述べた。

 空の便も乱れ、成田空港では16日、国内・国際線の出発・到着便合わせて287便が欠航。午後3時45分にすべての運航を終了した。【松尾知典、林帆南、合田月美】

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