福島第一原子力発電所2号機では、原子力規制庁が燃料デブリの試験的取り出しに使用する「釣り竿型のロボット」の「使用前検査」を行っていたが、8月16日に合格を示す終了証が東京電力に渡された。

この合格をもってロボットが使用できるようになっていて、東京電力は後日、試験的取り出し着手の日程を公表するとしている。
東京電力は8月中にも試験的取り出しに着手する計画で、規制庁に対し「8月21日にロボットを使用開始したい」と使用前検査を申請していたため、計画通りに調整が進んでいると見られている。

試験的取り出しをめぐっては、当初、2021年中の着手が予定されていたが、ロボットの経路に堆積物が詰まっていることが発覚し計画の見直しを迫られたことなどで3回延期されていた。

試験的取り出しでは、3グラム以下のデブリを取り出す計画。

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