(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分現在

◆きょう16日(金)の気温
 多くの地域で、厳しい残暑が続きました。
 道内19地点で、真夏日で、沼田町は32.1℃、秩父別町は31.3℃まで上がりました。
 道南の江差町も30.9℃で、今シーズン一番の暑さでした。
 一方、稚内では18.7℃までしか上がらず、涼しくなりました。

◆台風情報
 非常に強い勢力で、千葉県銚子の南を進んでいます。
 今夜からあす明け方にかけて、さらに発達をしながら、
 東北地方の東を進み、その後は、北海道から遠く離れていきそうです。
 ただ、台風の北側に活発な雨雲がありますので、
 17日(土)は、北海道の太平洋側東部を中心に雨量が多く、
 海上はうねりが入り波が高くなるでしょう。
 船舶や港湾関係の方は注意を続けて下さい。

◆週末の天気
 ・17日(土)
 道南から太平洋側は、台風7号の北側の雨雲がかかり、
 特に、十勝地方は最大40ミリです。
 そのほかの地域も大気の状態が不安定で、にわか雨がありそうです。
 外出は、雨具をお持ち下さい。
 ・18日(日)
 西部は、夏空が広がるでしょう。
 行楽日和になりそうです。
 東部は雲が多く、山沿いはにわか雨がありそうです。

 なお、週末は、太平洋の海はうねりが入り高波となりますので、
 海のレジャーは控えて下さい。
 漁業関係、船舶関係の方も注意を続けて下さい。

◆オーロラ出現か
 おととい14日(金)に、地球に向かって太陽の大規模な爆発が確認されました。
 太陽からのエネルギーが届き、地球の高緯度の地域では、
 数日の間にオーロラが出現する可能性が高まっています。
 今年は、太陽活動が活発で、
 北海道の夜空にも、夏以降、オーロラが出現することが増えました。
 中には、一般の方がスマホの撮影にも成功しました。
 天体の専門家によると、今週末もオーロラ出現の可能性が高いとのことです。

◆オーロラチャンス地域
 オーロラは、上空100キロぐらいの所に出現するため、
 雲があると、地上から確認することができません。
 晴れていることが大前提です。
 道内では、17日(日)は、札幌、旭川、函館、北見、帯広周辺で、
 晴れ間が出ますので、確認ができるかもしれません。
 ただ、街明かりがあると色がわかりませんので、
 真っ暗な海や森などが好条件です。
 なお、オーロラが出現するほど磁場が乱れているときは、
 GPSなどの位置情報に誤差が出たり、通信障害が起こることがありますので、
 注意が必要です。

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