押収したガラスを焼く小型バーナー(左)とガスボンベ=神奈川県警提供

 ガスバーナーを使って住宅の窓ガラスを割る手口で金品を窃取しようとしたとして、神奈川県警は15日、横浜市中区寿町3、無職、田村武光容疑者(76)=常習累犯窃盗罪で起訴=を窃盗未遂などの疑いで追送検した。容疑を認めている。

 追送検容疑は5月26~28日、横浜市青葉区の男性(86)方に侵入し、金品を盗もうとしたとされる。捜査3課によると、田村容疑者は夜から早朝にかけて、施錠箇所付近のガラスをバーナーであぶり、ぬれタオルを当てる手法で割って侵入していた。取り調べに「庭先がきれいな家や新しい年式の高級車がある家を狙った。2月以降、県内外で約50件やった」と供述している。

 約20年前にも同じ手法で住宅から現金を盗み、逮捕されたことから、田村容疑者が浮上した。同様の窃盗被害は未遂も含めて県内で42件(被害総額約70万円)発生し、関連を調べている。【横見知佳】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。