名古屋市緑区の「グループホームふわふわ」の譲渡先が決まり、安堵の表情を浮かべる河村たかし・名古屋市長=市役所で2024年8月15日午前10時45分、川瀬慎一朗撮影

 障害者グループホーム運営会社「恵」が運営する名古屋市内の一部事業所の譲渡先に決まった介護事業会社「ケアサポート」(同市中村区)が、愛知県内の他の事業所についても譲渡交渉をしていることが15日、同社への取材で判明した。

 ケア社は、8月末で恵の事業者指定が取り消される同市緑区の事業所「グループホームふわふわ」(同市緑区)の事業引き継ぎが既に決まっている。ケア社によると、譲渡交渉はケア社から恵に打診。利用者だけでなく、職員も希望すれば継続して引き継ぐという。

 県内では運営期限が9月末の事業所もあり、ケア社の吉田猛社長は「利用者、家族が安心して預けられる施設にしていきたい。県内の他の事業所についても現在交渉している」と明かした。

 一方、河村たかし市長は15日の記者会見で「支援員さんも含めて引き継いでくれるとのことで良かった」と安堵(あんど)。市は今後、利用者の様子を確認しながらケア社に助言もしていく方針で、河村市長は「とにかく温かいサービスをしてほしい。市としても最善の応援をしていく」と話した。【川瀬慎一朗】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。