強い台風7号は北上を続け、16日に関東に接近する恐れがあります。台風が近づいている伊豆諸島・八丈島から中継です。
風巻隼郎記者：
朝から青空が見えていたが、さきほどから風とともに徐々に雨が降り始めました。そして海水浴場入り口には遊泳禁止の赤い旗が掲げられています。
14日に同じ場所で取材した際には多くの海水浴客の姿が見られたのですが、15日は時折白波も見え閑散としています。
また、八丈島からの夕方の飛行機が欠航になった影響で、フェリー乗り場には朝から多くの人が列をつくるなど、観光客や帰省客に影響が出ています。以上、中継でした。
最新の進路予想
台風7号は先ほど、強い勢力に発達しました。15日夜から16日朝に伊豆諸島に接近する恐れがあります。
その後、進路を東に変え、関東に上陸する可能性は低くなったものの、あす16日午後、最接近する見通しです。
発達がピークに達した状態で関東に接近する恐れがあり、千葉県や茨城県では最大瞬間風速が45メートル、あさって17日朝までの24時間の雨量が300ミリに達する予想になっています。
また、東北の太平洋側でも16日夜から17日にかけて接近し、荒れた天気になりそうです。
鉄道・空の便・高速道路への影響
台風の接近に伴いJR東日本は、16日の東北・上越・山形新幹線の一部の列車で計画運休を行うと発表しました。
国内線の空の便は、15日は2便、16日はあわせて471便の欠航が決まっています。
福岡に行く予定だった人：
明日の便が欠航になりそうだったので行くのも帰るのもキャンセルした。
JR東海はすでに、東海道新幹線の東京・名古屋間の上下線で、あす16日の始発から運転を取りやめることを決めています。
東京に帰ってきた人：
16日の運行がないって聞いていたので、早めに帰ろうかなと。
またJR東日本は、東北・上越・山形新幹線で16日午前11時ごろから最終電車の間で、一部の列車の運転を取りやめるということです。
気象庁と国交省が合同会見
一方、気象庁は先ほど会見し、関東で15日からあさって17日にかけ猛烈な風が吹くとし、大雨になる可能性があるとして警戒を呼びかけました。
気象庁など合同会見：
災害の危険度が高まる恐れがあります。
台風の影響で、土砂災害のほか、川の増水や氾濫、暴風や高潮にも厳重に警戒して欲しいとしたうえで、15日のうちに備えが必要だと呼びかけました。
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