「グリ下の帝王」と名乗り、女子中学生に性的暴行を加えた罪などに問われている男が、少女たちを利用した実態を法廷で語りました。

住居不定・無職の浦野那生被告(31)はことし1月、大阪府内のカラオケ店などで女子中学生3人に性的暴行を加えたほか、少女たちに睡眠導入剤を譲り渡した罪などに問われています。

浦野被告は大阪・ミナミの「グリ下の帝王」と自称。

「治安を守る」と話す一方で、検察側によると、少女たちに睡眠導入剤を譲渡するほか、住居に出入りさせたり、トラブルに介入したりして手なずけていたといいます。

14日に開かれた被告人質問で、浦野被告は「帝王」と名乗ると少女たちが寄ってきたと証言。一緒に薬を過剰摂取する「オーバードーズ」をしていたと明かしました。

そして検察側が、性的暴行を加えているときに、少女にいわゆるパパ活をするよう促していたと指摘すると、「オーバードーズをしていたので記憶がない。彼女にしたいと思ったのか、口説き文句として言っただけで強制していない」と話しました。

裁判は9月12日に結審します。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。