13日午後、新潟県上越市の水浴場付近のオートキャンプ場に来ていた群馬県の小学2年の男子児童が海で溺れ、意識不明の状態で救急搬送された。男児は波打ち際で同じ年齢くらいの男児と遊んでいて、親が目を離した2分~3分の間に波にさらわれたとみられている。

小2男児が溺れる事故 2分~3分目を離している間に…

13日午後1時すぎ、上越市のなおえつ海水浴場付近の海域で、小学2年の男子児童が溺れ、浜に引き揚げられたものの意識がないと119番通報があった。

なおえつ海水浴場
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男児は群馬県大泉町から家族・親戚の20人でなおえつ海水浴場付近のオートキャンプ場に来ていて、13日午前6時ごろ、キャンプ場に到着。午前10時ごろから同じ年齢くらいの男児と波打ち際で遊び始めた。

この様子を両親も確認していたが、正午すぎに2分から3分ほど目を離した間に子ども2人の姿を見失い、すぐに1人を発見したものの、男児を見つけることができなかった。

母親が継続して男児を捜索していたところ、近くの海上にいたサーファーが午後0時半ごろに浜から20m~30m沖の海上で浮いている男児を見つけ、自身のサーフボード上に引き揚げたが、男児は意識のない状態だった。

“遊泳注意”呼びかけも…波にさらわれたか

男児はその後、心肺停止の状態で救急搬送された。搬送先の病院で心拍が再開したものの、意識不明の状態が続いているという。

上越海上保安署によると、当時は晴れていたものの波の高さは約1mで、うねりもあったため、「遊泳注意」が呼びかけられていた。

また、上越海上保安署は男児は波打ち際で遊んでいたことから、波にさらわれてしまったとみて、原因について捜査している。

波打ち際でもライフジャケット着用を

なおえつ海水浴場では、12日も管理員の77歳男性が救助に向かった際に溺れ、死亡する事故が起きていた。

上越海上保安署は、波打ち際で遊ぶ際にも子どもにライフジャケットを着用させるほか、海では子どもから目を離さないよう改めて注意を呼びかけている。

(NST新潟総合テレビ)

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