厳しい暑さの中、ついに突入したお盆休み。
福岡県の太宰府天満宮は、観光客でにぎわっていました。
参道を歩く観光客たちからは、「暑すぎて冬に戻ってほしい」といった声が聞こえてきました。
最高気温36.2度を観測した太宰府市は13日で、26日連続の猛暑日となり国内最長記録を更新しました。
うだるような暑さをしのごうと、多くの人が参道にある売店でアイスを食べていました。
一方、観光に来ていた親子が食べていたのは、太宰府名物の梅ヶ枝餅。
あんこが入ったアツアツのお餅ですが、熱くないのか聞いてみると「夏に食べるものではないかもしれない、すごくおいしいけど…」「暑い中、熱い餅を持ってブラブラします」といった反応でした。
同じく、福岡・久留米市でも37.9度まで気温が上昇し、川遊びをする子どもたちからは歓声が上がりました。
一方、愛知・名古屋市では最高気温38.1度を観測し、体温超えの危険な暑さになりました。
13日で20日連続の猛暑日となり、82年ぶりに連続記録を更新しました。
名古屋市民や観光客からは「サウナに入っているような気分」「暑い」「暑い…もう耐えられない…」といった声が聞かれました。
また、長崎市の花火店には、客がひっきりなしに訪れていました。
15日に行われるお盆の伝統行事「精霊流し」は、爆竹音と共に、にぎやかに行われる夏の風物詩のため、多くの人が花火を買っていたのです。
花火を買いに来た男の子は「豪快に!近所の人に怒られるぐらい盛大にいきたい」と楽しみにしている様子。
一方、一緒に買いに来ていた父は「控えめに…」と笑い混じりに話していました
12日午後1時ごろの奈良市では、奈良公園に設置された来場者のためのミストシャワーに押し寄せて占拠するシカの様子が撮影されました。
暑いお盆休みが続く中、今、SNSでは“夏の涼”を切り取った写真が話題となっています。
お盆期間中、厳しい暑さとなる見通しですが、心配されているのが台風7号です。
台風7号は発達しながら北上し、14日夕方から夜にかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。
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