11人の死傷者を出した関西電力・美浜原子力発電所3号機の蒸気噴出事故から9日で20年が経ち、森望社長は、事故を風化させることなく安全最優先で取り組んでいくことを誓いました。
 
9日は、事故を風化させないために建てられた石碑を前に、森望社長が「事故の教訓を、反省を、風化させることなく安全を最優先に業務を遂行する」と誓いました。
   
そして、社員らとともに事故が起きた時刻に合わせて黙とうを捧げました。
  
美浜原発3号機では、20年前の8月9日、配管が破断して高温の蒸気が吹き出し、作業員5人が死亡し、6人が重軽傷を負いました。配管が薄くなっていたのが事故の原因で、十分な点検がされていませんでした。
 
20年が経ち、事故を知らない従業員が増える中、関電では今年から、新たに入社2年目に現地で事故に学ぶ取り組みを始め、教訓を風化させないよう取り組みを進めています。

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