宮崎県沖で発生した地震で初めて「巨大地震に注意」の臨時情報出され、愛媛では一夜明けた9日、備えと同時に日常生活も続いています。10日から3連休。そしてお盆や旅行のシーズンを迎えるなか、観光地の宿泊業は観光業界は打撃を受けています。

松山では夏の風物詩「野球拳おどり」が9日夕方に開幕。3日間に渡って48チーム、約3000人が趣向を凝らした衣装や踊りで盛り上げます。イベントの実行委員会は市と協議し通常通りの開催を決定。地震が起きた際の避難場所、避難経路を改めて確認するなど対策を強化しました。

一方、松山を代表する観光スポットの道後では…

内木敦也キャスター:
「地震から1日が経った道後温泉本館前です。観光客や家族連れの姿も多くみられます。いつもと変わらない光景が広がっています」

道後温泉本館は7月11日に全館での営業を再開。周辺は大勢の人でにぎわっていました。しかし観光客からは地震への不安の声も…

東京から来た家族:
「ちょっと怖いですね。普段と違ってどこに避難すればいいとかよくわからないのでどうしようかと」

兵庫から訪れた人:
「怖かったです。きょうも高知の方に行こうかなと言ってたんですけど、危ないんじゃないって予定を変えたりしました」

道後の宿泊施設では影響も出ています。

道後プリンスホテル・河内広志会長:
「きょうの午前中までに、我が社で約40名様の取り消しが発生いたしました」

地震の影響を心配し、宿泊をキャンセルする人が急増したといいます。

河内広志会長:
「かなり厳しい状況です。とりわけ8月の9日から約10日間はお盆ということもあってさらに最強の時期でもありますね。そこに水を刺されましたので売り上げは減少すると思われます」

書き入れ時に「臨時情報」が発表されて打撃に。道後地区の旅館やホテルは防災訓練に取り組でいるほか、防災士の資格を持つスタッフも配置していて、安心して利用して欲しいとしています。

河内広志会長:
「道後温泉は総力戦でそれをやってることをお伝えして、あとはお客さまのジャッジを頂くしかない」

政府は日常の社会経済活動を続けつつ、地震への備えを再確認してほしい」と呼びかけています。

#愛媛県 #宮崎県 #日向灘 #地震 #災害 #南海トラフ #臨時情報 #巨大地震 #観光 #観光客 #ホテル #宿泊施設

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。