福島県福島市の工事現場で、男性作業員が転落死した事故を受け、現場に手すりなどの墜落防止措置を講じなかった疑いで、請負業者と代表取締役の男が書類送検された。

この事故は3月5日、福島市荒井の「ふくしま自治研修センター」の天井改修工事中に、47歳の男性作業員が高さ約5メートルの足場から誤って転落し死亡したもの。

福島労働基準監督署によると、男性作業員は足場の開口部から誤って転落したとみられていて、現場には、法律に定められた手すりなどの墜落防止措置が設置されていなかった疑い。

福島労働基準監督署は8月9日付で、請負企業である宮城県の「ソウシン」と、その代表取締役の46歳の男を福島地方検察庁に労働安全衛生法違反の容疑で書類送検した。

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