愛媛県四国中央市の公立学校の教師の男が、18歳未満の少女にホテルで現金を渡しわいせつな行為をした疑いで6日に逮捕されたことを受け、市の教育委員会が会見を開き不祥事を謝罪しました。市内では今年1月にも別の教師がわいせつな事件で逮捕されていて、再発防止に努めるとしています。

四国中央市の教育委員会の会見:
「この度は本当に申し訳ございませんでした」

児童買春の疑いで逮捕されたのは、四国中央市金生町下分に住む市立南小学校の教諭・久保田哲史容疑者(23)です。

警察の調べによりますと久保田容疑者は去年12月3日、四国中央市内のホテルで18歳未満の少女に現金を渡し、わいせつな行為をした疑いがもたれています。

警察は匿名の情報提供を受け、捜査で久保田容疑者を特定しました。

久保田容疑者と少女はSNSで知り合い、取り調べに容疑を認めているということです。

市の教育委員会は7日に会見を開き、久保田容疑者を処分を適切にする考えを示しました。

久保田容疑者は学校で生徒指導主事を務め、おとなしく穏やかな印象で真面目に勤務していたとしています。

四国中央市では、少年が性的暴行を加えられた事件で、別の小学校の教師が今年1月に逮捕されています。

東誠教育長は「指導力のなさを痛感した」と話し、子どもの心のケアを最優先にして、教職員の綱紀粛正や失墜した信頼の回復、再発防止に取り組む姿勢を示しました。近く臨時校長会や保護者会を開くとしています。

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