東京・八王子市内のコインランドリーでカメラが捉えたのは、利用客を装う男が、他人の洗濯物を大量に盗み取る悪質な犯行の瞬間です。

被害者(20代):
自分の物かのように取っていったので、ホントびっくりですよね。

7月29日、店内に設置された乾燥機のドアを開けると、次々と洗濯物を取り出し、かごいっぱいに衣類を詰め込む男。

我が物顔でかごに衣類を詰め込む様子は利用客そのものですが…。

被害者(20代):
(夫と)2人分の洗濯物、2~3日分を全部盗まれました。

男は下着や洋服・バスタオルなど、一度に約30点。
数日分の衣類を盗んだ泥棒だったのです。

また、男による犯行はこれだけではありませんでした。
男は前日にも店を訪れ、衣服を盗み取っていたのです。

身に着けたシャツも、自分のものなのか、それとも盗んだものか。

この日も、持参した袋の中へ次々と洗濯物を詰め込んでいきます。

さらに、別の日にも洗濯物を持ち去る男の姿がカメラに捉えられていたのです。

何日間にもわたり、何度も何度も同じコインランドリーで洗濯物を盗み続けた男。

8月1日、警視庁は21点の洗濯物などを盗んだ疑いで、品川拓哉容疑者(30)を逮捕しました。

被害者(20代):
本当に(盗む)量にびっくりしましたね。何のために盗んだんだろうって…。

大量に衣類を盗んだ理由について、品川容疑者は「上京してきたばかりで、お金もなく服が買えなかった。自分の着替えが欲しかったから盗んだ。盗んだ衣類でいらないものはフリマやネットで売ればいいと思った」と話し、警視庁の調べに対し、容疑を認めているといいます。

また、品川容疑者の自宅からは、サイズや洋服の種類を問わず、ワイシャツ・下着・作業着・ワンピースなど181点の洗濯物が押収されていて、警視庁は余罪があるとみて調べを進めています。

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