8月1日に福島県会津若松市の解体現場で起きた足場が崩れた事故。事故から4日が経ったが、屋根が壊れるなど被害を受けた店舗は休業を余儀なくされていて、再開の見通しが立っていないという。

<現場周辺は規制 立ち入れず>
会津若松市の中心部で続く通行止め。周辺の店舗は「臨時休業」を迫られていた。
商業ビルだった建物の解体工事現場の足場が崩れ、40代女性がケガをする事故が起きたのは8月1日。
近くにいた人は「目の前で雷が落ちたような感じでした。こういう事故があると、怖いですよね」と語る。

<計画と異なり倒れる>
近くの防犯カメラが捉えていたのは、高さ・約10メートル、幅・約35メートルの足場が崩れる瞬間だった。
建設関係者によると、解体していた鉄筋コンクリートの梁が計画と異なり足場側に倒れ、近くの市道をふさぐ形で崩れたという。

<被害店舗 再開見通し立たず>
崩れた足場が直撃し、屋根が壊れるなど被害を受けた福西本店。
事故当時、店にいた従業員は「瓦がバラバラと、ぶつかった瞬間に落ちてきた」と語る。事故当時、店内には10人ほどの観光客がいたが、ケガ人などはいなかったという。
しかし、瓦の修復など安全が確保できず、営業再開の見通しはまだ立っていない。従業員は「1年のうちで一番の繁盛期だったので。気持ち的にもすごく落ちてしまったと」と話す。

7月にも解体作業鉄筋コンクリートが崩落し、隣のマンションの壁などを壊す被害を起こしていたこの解体現場。警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に事故の原因を調べる方針。

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