サングラスやネッククーラーを身に付ける警察官=奈良市で2024年7月31日午前10時56分、木谷郁佳撮影

 奈良県警は1日、職務中の警察官らのサングラス着用を促す取り組みを始めた。これまで白バイ隊員が主に着用していたが、パトカーや交番勤務の警察官らにも勧める。直射日光を軽減して屋外で働く職員の目を守るとともに、まぶしさを減らし見えやすくして業務向上にも役立てる。

 県警はこれまでサングラスの着用を禁じてはいなかったが、明確な基準を設けていなかった。今夏は猛暑が続くと予想されたため、職員に需要調査を実施。過半数から「着けてみたい」と回答があったため、基準を示して着用を促す通達を7月に出した。

 パトロールといった日中の庁舎外での活動に限り、簡素なデザインで、レンズが黒や茶色系統のサングラスの着用を認める。

 他にも、暑さ対策のために、首を冷やして体温を下げるネッククーラーの使用も呼び掛ける。

 県警警務課の澄川周平企画室長は「日差しが強い中でも、サングラスを着用して活動し、奈良の治安維持に努めていきたい」と話していた。【木谷郁佳】

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