厳しい暑さが続くなか、いま避暑地として注目されているのが福島県の北塩原村だ。

福島テレビ・佐藤弘崇記者:「北塩原村にある小野川不動滝にやってきました。手元の気温は20.9℃を示していて、私半袖なんですけども少し肌寒さを感じます」

村の名所の1つ、落差約25メートルの小野川不動滝を訪れた人は…。
「昨日午後に東京出てきて36、37℃あったかな。さっきラジオで聞いてたけども、きょうもそれくらいあるっていうからだいぶ違います」と話す。
1973年の観測開始から一度も35℃以上を記録せず、“猛暑日知らず”の北塩原村。2024年はまだ30℃以上の真夏日も一日もない。この涼しさが県の内外から人を呼び込んでいる。

7月31日は千葉県から高校生が合宿に訪れていた。部活動の合宿で訪れた高校生は「夜は冷えて(千葉の)2月から3月の下旬くらいまで気温が下がるので、夜は羽織って寝ないと風邪ひいちゃうかなっていうくらい涼しいです」と話す。

生徒たちが宿泊している「温泉民宿えんどう」。1階部分には、夏に必要不可欠とも言えるあの家電が設置されていない。温泉民宿えんどう・遠藤栄久代表は「(民宿の)1階は全部クーラーないんです。(クーラーが)無くても寒いくらいです。(遠藤さんも今長袖着てますけど?)仕事やるのに寒くて…」という。

一方、今年は例年よりも涼しい日が多いため栽培するトウモロコシの成育に影響が出ているということで、遠藤さんは…「私50年くらい農業やっていますが、初めてですね。やっぱり暑いほうがいいですね」と話した。

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