SNSを使った投資詐欺に関わった疑いで詐欺グループの男女90人が逮捕された事件で、公開手配されていた男女2人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれも大阪市淀川区の無職・宮脇翔容疑者(29)と岡田真由容疑者(25)です。
2人はことし2月から3月にかけて、愛知県に住む20代の女性に対してSNSで虚偽の投資話を持ちかけて、現金およそ90万円をだまし取った疑いが持たれています。
この事件をめぐっては今月23日、大阪市西区などにある詐欺グループの拠点10カ所に捜査員およそ470人体制で一斉摘発を行い、これまでに男女90人が逮捕されています。
■「ラジオで自分の名前が流れてきた」指名手配知り出頭
宮脇容疑者と岡田容疑者は先週公開手配されていましたが、30日午後5時前、2人で淀川警察署に出頭してきたということです。
警察によると宮脇容疑者は「ラジオで自分たちの名前が流れてきて、指名手配を打たれているのに気付いた」と話しているということです。
2人は詐欺グループの中で、被害者にSNSでメッセージを送るいわゆる「打ち子」役で、宮脇容疑者はグループのメンバーから“打ち子のエース”と呼ばれていました。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
警察は2人の他にもグループのリーダー格とみられる中村晋弥容疑者(41)や、だまし取った金の管理をする吉岡公充祥容疑者(29)ら3人を公開手配して行方を追っています。
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