「Boys, be ambitious(少年よ大志を抱け)」の言葉で有名なクラーク博士の銅像の前で大志を叫ぶ大声コンテストが26日、札幌市のさっぽろ羊ケ丘展望台であった。北海道内外の老若男女22人が胸に秘めた「志」を叫んだ。
クラーク博士の誕生日で、札幌に到着した日でもある31日を前に、展望台が初めて企画した。
「億万長者になる」「外科医になるぞ」といった夢のほか、「株で損した30万取り返す」という切実な目標もあった。113デシベルを記録して子ども部門で優勝した札幌市西区の小学4年、大村理子さん(9)は「歌手になりたい。がんばるぞー」と叫んだ。元気が出ないときに歌うと心が晴れるという大村さんは「普段のような大声が出せなくて、優勝できないと思っていたからびっくり。叫んだら歌手に一歩近づけた気がする」とはにかんだ。
「展望台はまほろば。最高の場所」と話す今野進さん(74)も参加。2005年からほぼ毎日、約2キロ離れた自宅から展望台に歩いて通っているといい、「来年も展望台で歩くスキーがんばるぞ」と声を張った。
大人部門は、北海道テレビ放送の室岡里美アナウンサー(33)が「onちゃんみたいに愛されたい」と叫び、117デシベルで優勝した。【片野裕之】
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