25日朝の新潟市は激しい雨が降り、道路の冠水が相次いで発生した。3時間降水量は7月の観測史上最高となるなど、通勤・通学時間帯を襲った記録的な大雨。新潟地方気象台は引き続き低い土地の浸水や河川の増水・土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけている。

通勤通学時間帯を襲った激しい雨

午前7時の新潟市中央区。激しい雨が降り視界が悪化…街中では至る所で道路が冠水し、車の走行にも支障を来していた。

新潟市中央区
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住民が様子を見に玄関を出ると、そこには川のようになった道路が。さらには、マンホールからも勢いよく水が溢れでていた。

マンホール

雨雲レーダーを見ると、午前5時すぎから下越を中心に活発な雨雲が流れ込み続け、新発田市には一時、土砂災害警戒情報が出された。

通勤・通学時間帯を襲った激しい雨に、街では「通勤もちょっとしんどい」「来るときに膝下ぐらいまで水があってサンダルで来た」「雨がひどい…靴びしょびしょ」などと話し、長靴やサンダル姿で足早に歩く人の姿が見られた。

新潟市中央区の3時間降水量は7月の観測史上最高

新潟市中央区では午前9時までの3時間に降った雨の量が106.5ミリに達し、7月の観測史上最高を記録。前の通りが冠水したことで床上浸水が発生した事務所では、朝から対応に追われていた。

床上浸水した事務所

「朝来たら事務所のまえが水浸しで端から端まで足首以上までつかる状態だった。中もびしゃびしゃで下にある物も湿って濡れてしまっている状況だった」

44カ所で道路冠水 床下浸水も

新潟市では44カ所で道路が冠水。住宅の床下浸水も2件確認されている。さらに、JRの在来線の一部で運転の見合わせや遅れが発生するなど交通にも影響が出た。

県内は26日明け方にかけて、雷を伴って激しい雨が降るところがある見込みで、26日午後6時までに降る雨の量は多いところで下越で100ミリ、中越で80ミリなどと予想されている。

新潟地方気象台は26日明け方にかけて、低い土地の浸水・河川の増水に。夕方にかけて土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけている。

(NST新潟総合テレビ)

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