いよいよ2025年4月に開幕する大阪・関西万博。その会場にひと足早く、関西テレビの堀田 篤アナウンサーが訪れました。

建築中の“2050年の未来”を体験できるパビリオンの中に、なんと特別に潜入できるということですが…。

■「2050年の未来の生活」を体験できるパビリオン

【堀田 篤アナウンサー】「夢洲の万博会場に来ています。後ろにあるのが、会場のシンボル『大屋根リング』です。高さが一番高いところで20メートルほどということで、目の前で見ると圧巻です。8月にはぐるっと一周つながるということです。他にもたくさんのパビリオンが見えるんですが、タマゴ型のドーム、電力館というパビリオンもあります。このタマゴは、役目を終えた太陽パネルのガラスなどをリサイクルして活用しているということです。スタジオの淳さん、夢洲の今の進捗状況、印象はいかがですか?」

日々工事が進められている様子の夢洲。近づく開幕に期待が高まります。

【堀田 篤アナウンサー】「そして、こちらです!『大阪ヘルスケアパビリオン』。鳥の巣をイメージした屋根になっています。外観はほぼ完成していて、その全貌がかなり分かり始めてきた印象です。『大阪ヘルスケアパビリオン』は、大阪府・市や健康・医療関連の企業などが出展していて、なんと“2050年の未来の生活”を体験できるパビリオン。未来を体験できるんです。今回は、特別に中に入らせていただけますので楽しみにしていただきたいです。さて、この特徴的な透明の屋根。ここは、開幕後は屋根の外側を水が流れて滝のように落ちて、池に溜まっていく仕組みになっています。開催期間、暑い時期は、ここで涼を感じることもできそうです」

「大阪ヘルスケアパビリオン」の内部はどのようになっているのでしょうか?

【堀田 篤アナウンサー】「さぁいよいよ内部です。どんな2050年が感じられるのか。中はこのような状況です!」

中は足場が組まれていて、まだ工事中の様子です。

【堀田 篤アナウンサー】「内装工事はこれからということで、完成イメージ映像はこちらです。らせん状の柱がありまして、DNAの二重らせん構造をイメージしたものになっているそうです。広い空間が広がっています。かなり大きなパビリオンで、全てのパビリオンの中で2番目に大きなパビリオンになるというとです。1万平方メートルですから、大体、野球のグラウンドくらいをイメージしていただいて、それくらい広いパビリオンになるということです」

■健康データを瞬時に測定 未来の自分と対面!?

さらに奥へ進むと…。

【堀田 篤アナウンサー】「さぁ、ここからなかなか入ることができない場所をご案内していきます!こちらです。声が響きます。非常に広い空間です。完成するとこんな感じになります」
「ここには『PHRポッド』という機械が入ったブースが40台ほど並ぶ予定で、その中に入ると、肌や髪、脳認知などの健康データを瞬時に測定してくれるんです。その場で体のことが分かるような場所なんです。その情報が、来場者に渡される『バンド』に記録され、自分の健康状態がデータで出るという仕組みなんですね」

『PHRポッド』の次に来場者がたどり着く場所には、まるで箱のないエレベーターのような、巨大な空間が広がっています。

【堀田 篤アナウンサー】「そしてその後にたどり着くのが、この巨大な空間ですが、淳さん、何だと思いますか?」


「大阪ヘルスケアパビリオン」の田原さんにご説明いただきます。

【堀田 篤アナウンサー】「これは『リフトライド』というものだそうですが、どのようなものですか?」

【大阪ヘルスケアパビリオン 田原裕之課長】「浮遊とおっしゃいましたが、確かに浮遊します。15人ほどを乗せて、2階へお連れするエレベーターのようなものですが、単なる移動手段ではないんです。『さっき(PHRポッドで体の)データを取られたけど何が起こるのか』と期待したお客さんが、ゆっくりした30秒間の移動の間に、未来の大阪を感じられる最先端の映像を見ながら2階へ進みます。これによって没入感を損なわずに次の展開へ行きます。到着すると、先ほどのPHR ポッドで計測したデータをもとに、生成された25年後の未来の自分のアバターと対面できるんです」

まさに未来を感じられるパビリオンになっています。「大阪ヘルスケアパビリオン」は2025年3月中旬ごろに完成するそうです。

(関西テレビ「newsランナー」2024年7月24日放送)

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