去年、新潟県柏崎市の海で訓練中の男性消防士が死亡した事故で第三者委員会による再発防止に向けた報告書の最終確認が行われました。
去年10月、柏崎市の海水浴場で水難救助訓練に参加していた柏崎消防署の消防士長の男性が訓練中に溺れ死亡しました。
これを受け、柏崎市消防本部は水難事故の専門家や弁護士など7人の有識者で構成する第三者委員会を設置。
事故の原因について・使用した資機材・安全管理体制・組織の訓練の実施方法・本人の体調といった人的要因の4つの観点から分析し再発防止策を議論してきました。
非公開で行われた4月18日の委員会では、これまでの議論を踏まえて、まとめられた報告書案について内容の最終確認を行ったということです。
【事故調査・再発防止委員会 小林彰 委員長】
「どれさえなければ大丈夫だっただろうということではなくて、どれも必要な対策だったのではないかなということなので、単に努力だけではなくて、実行してもらって再発防止のために頑張ってもらいたい」
【柏崎市消防本部 小林晴久 消防長】
「水難救助訓練、あわせて水難救助現場に対して、それに則した活動にしたい」
報告書は4月中に取りまとめられ、消防本部へ提出されるとともに公表される予定です。
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