滋賀県彦根市は19日、3カ月以上無断欠勤を続けている市民環境部の50代の男性職員を懲戒免職とした。
市人事課によると職員は1995年4月から勤務。今年3月12日朝、体調不良での欠勤を電話で届け出た後、連絡が取れなくなった。一人暮らしの自宅を訪ねて手紙を入れたり、携帯電話に伝言を残したりしたが応答がなかった。また、4月21日付で中小企業従業員らの「協会けんぽ」に加入したことも分かった。
これらのことから、①職務専念義務違反②信用失墜行為③営利企業への従事制限違反――があったと判断。市条例などに基づき懲戒免職処分を市役所前に7月4日から2週間掲示し、本人に通知されたとみなした。一方、処分に不服がある場合は、3カ月以内であれば市公平委員会に審査請求することもできる。
野島英樹人事課長は「職場に事情を聴いたが管理責任などはなかった。上司に対する処分はしない」と述べた。【伊藤信司】
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