新潟県警柏崎警察署は19日、新潟県柏崎市内に住む30代男性が現金2696万円をだまし取られる特殊詐欺被害があったと発表しました。
特殊詐欺被害にあったのは、柏崎市に住む30代男性です。
5月24日午後3時ごろ、男性の携帯電話に海外の電話番号から電話があり、「この電話と同じ名義の携帯電話番号が迷惑電話として登録されています」などというアナウンスが流れた後、通信事業者を名乗る男に電話がつながり、「警察に被害届を出す必要があります。こちらから警察につなぎます」などと言われました。
その後、男性に群馬県警の警察官や検察官を名乗る男から電話があり、「あなたの携帯電話が特殊詐欺に使われており、あなたは容疑者の状態だ」「あなたに特殊詐欺事件で逮捕状が出ている」「保釈保証金という制度で、逮捕せずに優先的に調査することができ、820万円が必要だ」などと言われ、男性は指定された金融機関の口座に送金しました。
男性はその後も電話やSNSで保証金名目等の金銭を要求され、6月17日までの間、11回にわたり合計2696万円をだまし取られました。
警察によりますと、男性が家族に相談するなどして、詐欺被害に気づき、警察に被害届を提出したということです。
警察は、海外からの知らない電話番号からの電話に出ないほか、警察がSNSで連絡することはないとして、注意を呼びかけています。
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