氷点下10度の「貯氷庫」で出荷を待つ氷柱=兵庫県太子町で、村田貴司撮影

 猛暑が続く中、兵庫県太子町の本田冷蔵太子工場では、コンビニのアイスコーヒー用などで販売される氷の製造が最盛期を迎えている。氷点下10度の「貯氷庫」には数百本の氷柱がずらりと並んでいる。

 同社の天然水は、地下約100メートルからくみ上げ、ミネラルを多く含んでいるため、青色に見えるのが特徴だ。氷柱は工程を経てかち割り氷などにしてから、中国、近畿、四国地方の大手コンビニなどへ出荷される。

 今年創業70周年を迎えた同社の本田明良社長(76)は「コンビニのカップコーヒー用の氷が好調です。猛暑に冷たい氷で涼をとっていただいて、この夏を乗り切ってほしい」と話していた。【村田貴司】

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