塩釜市の自営業の60代男性が警察官や検事を装った男らに現金およそ5000万円をだまし取られていたことが分かりました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、2024年6月19日、塩釜市に住む60代男性に大阪府警察特殊犯罪課を名乗る男から「あなたが資金洗浄のリストに載っている。個人情報が漏洩しているが、心当たりはないか」などとうその電話がありました。相手が本物の警察官だと信じた男性が男が指定するLINEアカウントに登録すると、東京地検の検事を名乗る別の男とやりとりをするようになり、「あなたに逮捕状が出ている。あなたの資金を移す必要がある」などと言われました。話を信じた男性は、その男の指示通り、新たにネットバンキングの口座を開設し、自己資金を移すと、7月9日から13日までの間、6回にわたりおよそ5000万円を指定された口座に振り込んだということです。

振込先が個人名義の口座だったことなどから、不審に思った男性がインターネットで調べると同様の手口の被害を発見し、詐欺であることに気が付きました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

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