トランプ前米大統領が銃撃された事件を受け、警察庁は14日、都道府県警察に要人警護のさらなる徹底を指示した。
トランプ氏が屋外での選挙集会中に、離れた場所から銃撃を受けたとみられることから、警察庁は、街頭演説会場の聴衆エリア外を含む周辺の警戒や防弾資機材の活用などを指示した。
警察当局は2022年7月の安倍晋三元首相、23年4月の岸田文雄首相の襲撃事件を受け、手荷物検査を受けた聴衆を柵で囲われたエリアに入れるなど対応を強化している。今回は、その聴衆エリア外の警戒も徹底するよう求めた形だ。
また警察庁は、演説の主催者に対して警察が、適切な場所の選定や手荷物検査の実施、聴衆との距離の確保などを引き続き粘り強く働きかけるよう求めた。【山崎征克】
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