JR熱海駅構内に11日、「伊豆網代の冷凍干物自販機」が登場し、熱海市網代の3業者が期間限定で計5種類の干物の販売を始めた。自販機はJR東日本クロスステーションの事業の一環として、同駅のみどりの窓口近くに設置された。販売業者で発案者でもある「ハマスト」の責任者、平井貴樹さん(41)は「熱海は市街地が人気だが、網代も頑張っていると発信していきたい」という。
今回の試みには平井さんの企画に網代の同業者「干物屋ふじま」「小澤商店」が協力。自販機のパネル面には商品の説明以外に3業者の特徴が生産者の顔写真と共に紹介されている。
ハマストは100%地魚にこだわり、「小あじ干物10枚セット」(1200円・税込み)などを販売。干物屋ふじまはネット販売の予約が1年半待ちの人気店で、「特選アジ開き1枚+サバみりん干し1枚セット」(1980円・同)などを提供する。小澤商店は洋風の「さば黒こしょう味1枚+金目鯛干物1枚セット」(1550円・同)を自販機用に選んだ。いずれも保冷剤入りの保冷パックに入れられている。
最大半年の設置を予定する。平井さんは「これから観光シーズン。まずは話題になるといい。試験的な導入だが、ここでの反応を見た上で新たな展開を考えていきたい」と期待を寄せている。【若井耕司】
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