使用済み核燃料を空気だけで冷却できる専用容器(キャスク)で保管する「乾式貯蔵」について、関西電力は12日、美浜原発(福井県美浜町)、大飯原発(同県おおい町)での設備設置計画を原子力規制庁に申請した。
計画では、美浜原発に100トン、大飯原発に250トン分の容量のキャスクを設置し、鉄筋コンクリートパネル等で囲うことで、放射線を遮蔽(しゃへい)する。
関電は今年3月、貯蔵量がもっとも多い高浜原発(同県高浜町)の計画の一部を先行して申請。これまでに計4回行われている原子力規制委の審査会合の内容を踏まえ、美浜、大飯原発の計画をまとめた。高浜原発の残りの計画については、3、4号機で計画している蒸気発生器交換の影響などを精査しており、準備が整い次第申請する。【高橋隆輔】
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