愛媛・松山市で12日午前4時ごろ、土砂崩れが発生しました。

松山市緑町の土砂崩れがあった現場から約100メートル離れた場所から、テレビ愛媛・内木敦也アナウンサーが中継でお伝えします。

12日午後4時50分現在の松山市内は晴れていて、朝から流れ込んできた土砂は少しずつ乾いて残っています。

また、規制線の奥には警察や消防の姿もあり、土砂崩れで住宅が巻き込まれ、逃げ遅れた3人の救出活動が続いているものとみられます。

近所の人によると、住宅には高齢の夫婦と息子が暮らしていて、息子さんは介護のために一緒に住んでいたということです。

そのほかの住民は、朝早くから学校や公民館などに避難をしていて、午前中に避難所で取材をした際には、50人くらいの人が待機している状況でした。

また、避難している人によると、「朝起きて『ゴーッ』という音で目が覚め、目の前を見ると住宅が押しつぶされていたり、車が流れてしまっているところを見てびっくりした」と話していました。

この地区一帯には、最も警戒レベルが高い緊急安全確保が出されています。

土砂崩れが起きた周辺に住む人は、「ここまで大きな被害になるとは」ということを話していて、マンションの裏手にある大きな立体駐車場も崩れているということです。

また、2階や3階に住んでいる人でも、ベランダのところまで木が突っ込んできたりといった被害を受けている人もいるということです。

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